東日本大震災で被災をされました宮城県牡鹿半島の大原浜へ、また今年１年間に皆様よりお寄せ頂きました義捐金をお届けして参りました。

あわせまして、大原浜に鎮座します三熊野神社の例祭に祭員としてお手伝いをさせていただきました。

今年も東北大学の学生さんが留学生の方々と共にお越しになられており、大変賑やかなお祭りでした。

東日本大震災から８年余りの時が経ちました。

宮城県内の災害公営住宅は全戸建設が完了し、また高台移転のための宅地造成も完了。防潮堤は予定箇所のほぼ全てが着工済で、大原浜の防潮堤については完成が近いそうです。また震災の犠牲となられた方々や失われた地域に思いを寄せ悼む場所として、大原浜に慰霊のための公園と碑の建設が進んでおり、そちらの完成も近いそうです。

大原浜の地に祭囃子の太鼓の音が響く様子を喜ばしく思いますと共に、震災によって失われた多くのものと、被災者の皆様の心の傷を思いますといたたまれない思いが致します。

復興は今後、交通対策や医療介護提供体制の整備などが課題となるようです。

被災地の皆様の心の平穏をお祈り申上げ、ご報告のむすびとさせていただきます。

（高）